Matplotlibの日本語表示#
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Matplotlibのグラフに日本語を表示する場合、japanize_matplotlib
というライブラリを使用します。まず、ターミナルやコマンドプロンプト(Anaconda環境の場合はAnaconda Prompt)を起動し、以下のコマンドを実行してライブラリをインストールします。
pip install japanize-matplotlib
インストール完了後、以下のようにスクリプト内でインポートするだけでグラフに日本語を表示できます。
import matplotlib.pyplot as plt
import japanize_matplotlib
fig, ax = plt.subplots()
ax.plot([1, 3, 2])
ax.set_xlabel("日本語のテキスト")
plt.show()
Pylintのエラー抑制#
japanize_matplotlib
をインポートしたコードに対し、Pythonの構文解析ツールPylintでチェックすると、以下のようなエラーが表示されます。
W0611: Unused import japanize_matplotlib (unused-import)
これは、japanize_matplotlib
がコードの中で明示的に使用されていないためです。
エラー表示を抑制する方法として、次の2つがあります。
1つ目は以下のようにインポート後にjapanize_matplotlib.japanize()
と記述する方法です。
なお、japanize()
メソッドを実行しても何も処理は行われません。
import japanize_matplotlib
japanize_matplotlib.japanize()
2つ目は、以下のようにコメントを追加する方法です。
import japanize_matplotlib # pylint: disable=unused-import