Matplotlib 罫線の設定#
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Matplotlibの罫線 (grid) の設定について解説します。
罫線の基本#
グラフに罫線を引くにはax.grid()
メソッドを用います。
以下に簡単な例を示します。
import matplotlib.pyplot as plt
fig, ax = plt.subplots()
ax.plot([1, 3, 2])
ax.grid()
plt.show()
gridのオプション#
ax.grid
メソッドの主なオプションは以下の通りです。
オプション |
型 |
説明 |
---|---|---|
axis |
str |
軸を選択('both', 'x', 'y') |
which |
str |
罫線を引く目盛りを指定。'major'(主目盛り)、'minor'(補助目盛り)、'both'(両方の目盛り) |
linewidth |
float |
罫線の太さ |
color |
str |
罫線の色 |
linestyle |
str |
罫線の種類 |
visible |
bool |
|
片方の軸のみ罫線を引く#
片方の軸のみ罫線を引く場合、Axes.grid
メソッドのaxis
オプションを使用します。
罫線を引く軸を"x"
または"y"
とします。
x軸のみ罫線を引く例を以下に示します。
fig, ax = plt.subplots()
ax.plot([1, 3, 2])
ax.grid(axis="x")
plt.show()
補助目盛りの罫線#
grid()
メソッドのwhich
オプションを指定しない場合、主目盛り線に対して罫線が引かれます。
補助目盛りにも罫線を引くには、ax.minorticks_on()
で補助目盛りをONにした後、ax.grid(which="both")
を実行します。
fig, ax = plt.subplots()
ax.plot([1, 3, 2])
ax.minorticks_on() # 補助目盛りを表示する
ax.grid() # デフォルトでは主目盛り線のみ罫線が引かれる
plt.show()
# 主目盛りと補助目盛りの両方に罫線を引く
fig, ax = plt.subplots()
ax.plot([1, 3, 2])
ax.minorticks_on()
ax.grid(which="both")
plt.show()
罫線の太さ・色・種類#
罫線の太さはlinewidth
オプション、色はcolor
オプション、種類はlinestyle
オプションでそれぞれ変更できます。例を以下に示します。
fig, ax = plt.subplots()
ax.plot([1, 3, 2])
ax.grid(linewidth=1.5, color="green", linestyle="--")
plt.show()
罫線を消す#
罫線を強制的に非表示にする場合、grid()
メソッドのvisible
オプションをFalse
にします。
例を以下に示します。
plt.style.use()
では、Matplotlibのグラフのスタイルを変更できます。
"ggplot"
というスタイルでは、以下のように罫線が白線で表示されます。
plt.style.use("ggplot")
fig, ax = plt.subplots()
ax.plot([1, 3, 2])
plt.show()
これに対して、ax.grid(visible=False)
とすると罫線を非表示にできます。
plt.style.use("ggplot")
fig, ax = plt.subplots()
ax.plot([1, 3, 2])
ax.grid(visible=False)
plt.show()